枕状熔岩( まくらじょうようがん )

 玉置神社への参道端に枕状熔岩の露頭[ろとう]が見られる。枕状熔岩は海底に噴き出した玄武岩質マグマが固まったもので、この種の熔岩としては第一級の標本と称せられ、紀伊半島ひいては日本列島の成り立ちを示す貴重な証拠となるものといわれている。
 鑑定者は奈良教育大学理学博士西田史朗教授である。県指定の文化財天然記念物である。

●枕状熔岩