十津川郷宝蔵大般若経
(とつかわごうほうぞうだいはんにゃきょう)

大般若経(県指定有形文化財)

もと武蔵光明寺にあったが、現在は三村区有となっている。
大般若経巻[はんにゃきょうかん]は全600巻であるが、ここには540巻が残され、5つの箱に保管されている。保延年間(1130年代)から仁平年間(1150年代)に作製されたもので、何かの祈願のために筆写されたものである。書体も良く、破損の程度も少ない。60巻の不足が惜しまれる。
昭和52年(1977)県の有形文化財として指定されている。