(一) 名詞の十津川言葉

 

(1)普通名詞の十津川言葉

(B)植物に関する方言

 (イ)草木
方言 説明
・うめづる草 げんのしょうこ
・えびつ
・えべつ
さるとりいばらの葉
・おばこ おおばこ
・かづら 葛などのように長いつるになる草
・がま 藺[い]
・かや すすき
・かわらやなぎ 猫柳
・きこく からたち
・ぎしぎし すかんぼ(一名すいば)
・きつねのしょんべたご りんどう
・きやき けやき
・くびきり花 すみれ
・くるまぐさ ほとけのざ
・こうのはな しきみ
・ごんぱち いたどり
・さるた さるすべり
・しゃくなん しゃくなげ
・じやく
・じゅうやく
どくだみ
・しろ しゅうろ
・しょうがつしば
・しょんがつしば
・わかば
ゆづりば
・すけだま
・ふゆだま
りゅうのひげ
・たまんぼ
・たんぼんぼ
からすうり
・ななくさ なづな
・はもろ あしび
・はんだつ あけび
・ひちばけ あじさい
・ふしの木 ぬるでの木
・ほうそ なら
・ほおづけ ほおづき
・ほくらばんじょう
・ほけらばんじょう
・ほおくろばな
しゅんらん
・ぼたん桜 八重桜
・ばべ 馬目樫
・ます草 かやつり草
・もみじ かえで
・やまごんにゃく 天南星
・よごみ よもぎ
 (ロ)作物
方言 説明
・いぐ芋 里芋の一種
・こな しゃくしな
・ごんにゃく こんにゃく
・ごんぼう ごぼう
・じねんじょ 山芋
・じゃがいも
・じゃがたらいも
・ちょうせんいも
馬鈴薯
・せんばり
・とうな
たかな
・とんがらし とうがらし
・なつまめ そらまめ
・なんばきび
・きび
・なんば
とうもろこし
・にどいも 馬鈴薯
・にどなり いんげん豆
・ひともじ(女房語) ねぎ
・ひゅうがいも 里芋の一種
・ふうき ふき
・ほいも 里芋の総称
・ぼうぶら 南瓜
・ほきび
・こきび
・みだれきび
とうきび
・まいも 里芋の一種
 (ハ)その他の植物
方言 説明
・うりね からすうりの芋
・うちむらさき ざぼん
・いちび
・いちぶ
ぬすびとはぎやいのこづちの実
・おいもち まんじゅしゃげ(一名ひがん花) 
・くさびら
・くさべら
きのこ
・くわいちご 桑の実
・こじ 芋の子
・さいくさ 野菜
・すうめ すもも
・そこまめ 落花生
・づいき 里芋の茎
・たのきいちご 草苺
・づくし 熟して赤くなった柿
・つんぼり つぼみ
・ところ芋 にがくて食べられない山芋の一種
・なりさんぼく 果樹
・ばい 切株から出る芽
・はね
・びや びわ
・ふるせん 種につかった生の芋
・ぼんぼ 木の実
・みばえ 実生(自然生)
・めご
・やまのかみの杓子 万年茸
・やう ゆづ