(一)名詞の十津川言葉

 

(1)普通名詞の十津川言葉

(A)動物に関する方言

 (イ)哺乳類
方言 説明
・いったち いたち
・うなめ
・おなめ
牝牛
・えんこ
・おぐらもち
・うぐらもち
もぐら
・おおかめ
・やまいぬ
・きじねこ まだらねこ
・くそっぽうだのき むじな
・こおじ 子牛
・こっとい 牡牛
・たのき
・はちもんじ
・だのき
・にく かもしか
・ばんどり むささび
 (ロ)鳥類
方言 説明
・いたくら 群雀
・かしばと 青鳩
・おしのとり おしどり
・かわがらす かわせみ
・がーす かけす
・きじのとり きじ
・こびっこ このはづく
・てらじ きつつき
・すずめ ほおじろ、小鳥
・ひっかつ ひたき
・ひゅうびだか
・ふるつく ふくろう
・まっちらら
・まつしらら
こがら
・みづひょろひょろ 春頃夜鳴く鳥で正体はわからないが、ぬえ鳥らしい
・もーず
・きちきちもーず
もづ
・よきんびょう ひたき
 (ハ)魚類
方言 説明
・あい
・あめのうお やまめ
・いお
・さいれ
・さいら
さんま
・しび まぐろ
・しゃけ
・ちちかぶ
・ちちっこ
はぜ
・とんぼしび
・のおらぎ
かじき
・はい
・はいじゃこ
はえ(一名はや)
・はりご めだか
・はりうなぎ うなぎの子
・はまち ぶりの子
 (ニ)虫類
方言 説明
・あぜくりむし
・あぜとおし
けら
・あまかご ありまき
・あまめ 油虫
・うじ 幼虫
・おがまづ かまきり
・おんじかむし くわがたむし(雄)
・かとりとんぼ やんま
・ぎいす きりぎりす
・ぎりんだ こおろぎ
・くそばい きんばえ
・けご 蚕の幼虫
・こえむし じむし
・げんじろむし
・にしひがし
さなぎ
・ごんぱちむし こがねむし
・じょうろ こがねぐも
・しらめ しらみ
・しりめめんづ かいちゅう
・そばまきとんぼ 赤とんぼ
・つぼこいむし ありじごく
・ねきりむし よとうむし
・はさっさ ばった
いなご
・はい
・ばい
はえ(蝿)
・ぶと ぶよ
・ほーたる ほたる
・めめづ
・めめんづ
・めめった
みみづ
・むかじ むかで
・めんじかむし くわがたむし(雌) 
 (ホ)其の他の動物
方言 説明
・あおなめっそう 青大将
・青びき 雨蛙
・がいらこ おたまじゃくし
・かたつた かたつむり
たにし
・がに かに
・からすぐちなわ やまかがし
・ぐちなわ へび
・ごとうびき
・とちわらびき
ひきがえる
・しまぐちなわ しまへび
・とりかげ とかげ
・ながもの へび
・なめくじら
・のりひき
なめくじ
・はんび
・はび
まむし
・びき
・びきっそう
・たのし たにし
・まいまい虫 みづすまし