■谷瀬のつり橋

上野地から対岸の谷瀬へ、長さ297m、鉄線橋では日本一長いつり橋がかかっている。
高さは54m、昭和29年(1954)に架けられた。
もともとは上野地と谷瀬を結ぶ生活用の橋が、近年、日本一の長さというネームバリューに、周囲の景観がマッチした眺望の良さ、渡るのに味わうスリル感等が話題を呼んで、観光の名所となっている。
附近には駐車場、土産物店、橋の下の河原にはキャンプ場等がある。

 

 

上野地から対岸谷瀬へ向かって見たところです。
297mもの長さだけあって,対岸までの距離が遙か遠くに思えます。

おそるおそる第一歩を踏み出しました。
下を見ないように,できるだけ遠くを見るようにして歩いて行きます。川の流れがよく見えます。

ついに下を見てしまいました。ぎしりぎしりと揺れが伝わってきます。(^o^;
落ちるわけはないと思ってはいても足がすくんでしまいます。やはり経験に勝るもの無しでしょうか!?。

ピントがなかなか合わず,ブレてしまうことが多くて大変です。真ん中辺りになると,ますます揺れが激しくなってくるのです。何人もの人が通り,風も強くなってきます。フー(@_@)

 

 

 

ひやひやしながら渡りましたが,ここから見る景色は,まさに絶景です。冷や汗をかきながらもこの橋の上はとても気持ちがいいのです。十津川村へ来られた折りにはぜひどうぞ!(^_^)

 

 

 

 

■野猿

 大字平谷領、西川と出谷川の合流点近くにある。
両岸から川の上に張ったワイヤーロープに、屋形[やかた]を取り付けた昔の交通機関である。この屋形に乗り、引き綱を自分でたぐり寄せながら、対岸に渡っていくもので、あたかも猿が蔓[つる]を伝う様[さま]に似ているところから、この名が生れたという。
鉄線橋(通称針金橋[はりがねばし])が架けられるまでは、村内方々に有用な交通手段として、利用されていたが、今は実用のものは影をひそめてしまい、観光用のみとなっている。
川面[かわも]の上空を一人でいくスリルと、珍しさが手伝って観光シーズンには、行列して順番待ちをする程、人気を呼んでいる。

 

 

野猿が置いている場所に説明と注意点が書かれてあります。乗る前にチェックしておきましょう。

使用上の注意

  1.  野猿は一人乗りです。
  2. お乗りになる際は、ワイヤーロープと滑車の間に指をつめな いように十分注意して下さい。
  3.  屋形の床のまん中に座ってロープを引いて下さい。
  4. 使用中は危険ですので、身を乗り出したり、ゆすったりしないで下さい。

早速,野猿に乗ってみました。
対岸を見ると,実際にはそんなに長くはないと思うのですが,いざ乗ってみると,結構遠くに感じてしまいます。
ロープを引いてさあ,出発です!

 

 

下を見ると,谷瀬のつり橋ほどではありませんが,結構高くて揺れが激しいものです。ロープを一生懸命引っ張り,やっと真ん中あたりまでやってきました。下をのぞくと...(^_^;)

下の川をのぞくと,魚が泳いでいるのが見えます。とてもきれいな川で,川遊びしている人もたくさんいます。

やっとのことで対岸までロープを引いてきました。ホッと一息。とても涼しい場所です。

 

 

対岸から見ると,また違った雰囲気があります。十津川村の名物の野猿,気をつけて乗ってみてくださいね。(^_^)