『紀伊山地の霊場と参詣道』の文化財
 役行者の開山以来、千三百の伝統を持つ修験道の拠点【吉野大峯地区】

玉置神社 (重要文化財[十津川村])

標高1077メートルの玉置山の9合目にあり、熊野三山の奥の院。大峯修験道の拠点である。狩野派の襖絵など重文が数多い。







吉野山 (史跡名勝[吉野町])

山桜の名勝の地として名高い。南北朝時代は南朝の拠点で、太閤秀吉が豪華な花見の宴を開くなど古くから景勝の地。







金峯山寺蔵王堂 (国宝[吉野町])

檜皮葺きの巨大な屋根は木造古建築としては奈良の東大寺に次ぐ大きさ。堂内には木造蔵王権現立像が祀られている。







吉野水分神社 (重要文化財[吉野町])

主殿と脇の二殿がひと続きになった華麗な本殿は、豊臣秀頼の再建で桃山様式を今に伝えている。子宝、安産の神様。







大峰山寺本堂 (重要文化財[天川村])

大峯山系の山上ヶ岳の頂上にあり、役行者が開いた修験道の聖地。現在でも女人禁制を守る。開山中は多くの修行者で賑わう。