「し」

・…し 氏 ここのし あそこのし 大垣内のし …の人 家の場合は、単数では戸主を意味する場合が多いが、「このしら」と言えば、「この 家の人たち」の意となり、家人一般を指す
・しあさって 明後々日
・しー 子供に小便させるとき言う
・しいがし 椎樫
・しーしー (→「しー」に同じ)
・しえ 稲等一般穀物の成熟せず形をなさないもの
・しえまめ くず豆
・しえんだあ もののくず
・しえんだあー (→「しえ」に同じ)
・しおからごえ しゃがれ声
・じおり 手織り
・…しか …だけ …ばかり
・しかける 鍋に炊く物を入れて火に掛けること
・しがむ 何回もかむ一般に固いもの・ゴム状のものをかむとき、「しがむ」という
・じく 草の茎
・じくっしょう 根性
・じくのわるい 根性の悪い
・しこる 言い張る 言い「しこる」
・じざい 自在鍵
・じじ (童語)虫 子供にとって嫌悪すべき虫 百足 毛虫の類
・ししいぬ 猪狩用の犬
・ししくび 猪首
・ししなげ 建築
・ししやま 猪山、猪狩り 「しし山に行く」
・しじゅうくらがり 四十暗がり 四十になれば視力衰えるの意
・ししょう 神官 祠掌
・しずみ 沈み 釣のときする錘
・しそぼし 死相星 四三星 北斗七星  
・したじ 下地 地面 「したじに」おく
・したね 舌 舌根?
・したや 床下
・しっけ 失敬 御免なさいとあやまる言葉
・しったことんなあ 知らない 関心がない
・しつべけりゃあー よくやるならば 出来るならば “しつべけりゃあーしてみー”
・しとーどる 濾過[ろか]する
・しともじ ひともじ 葱[ねぎ]
・しな 帰り「しな」 際、時
・しにはける 死半化? 死にかかる
・しにはごをむく 「死に歯をむく」で危く生命を失いかける
・しによくな 「欲だ」の卑称
・じねんごう 畑に生える雑草の一種
・しばぐり 栗の小型なる種類
・しばたたき みみずの大なる種
・しばまき 木の葉で巻いた煙草 葉巻き 老人が好む
・しばまきとんぼ 羽の先だけ茶色のトンボ
・しび まぐろ
・しびぐろい 渋黒い くすんだ黒味がかった
・しびっと 死人
・しびっとう (→「しびっと」に同じ)
・しびっとばな 彼岸花
・しぶい 吝薔な
・しぶちん けちんぼ
・しぶった (→「しぶちん」に同じ)
・しぶとい 容易に折れ合わぬ 頑固な 強情な
・しぶれ (植物)がまずみ
・しまつ 倹約する
・じみょー 寿命
・しめる 火が消える 水気があってうるおう
・しもおけ 下桶 肥桶
・しもかわいき 下川行き
・しもれる こわれる
・じゃーか そうですか
・じゃーがいだ 肯定の語意を強める
・じゃーげた (肯定)そうです
・じゃがたらいも 馬鈴薯
・しゃく 胃痙攣
・じゃく (植物)どくだみ
・しゃくし 杓子 杓子のような顛
・しゃくしな 杓子のような葉っ葉
・しゃくなん 石楠花
・しゃくる たぐりよせる 急にひっぱる
・じゃこ 雑魚 だしに使う小魚
・しゃごい きわどい(西川)
・しやごま 唐もろこしの赤い毛 平坦部では蓬髪の称
・しゃごむ しゃがむ
・しやだれ 自称二人称三人称の場合の卑称
・じゃっき バリカン
・じゃった (過去)そうでした 「あれんじゃった」
・しゃっぽ 帽子 佛語
・しゃっぽをとる 参る
・しゃっぽをぬぐ 降参する
・しゃべくり おしゃべり
・じゃみ 椎茸のくず
・しゃり 木の朽ちて中心部のみ残ったものをいう
・じゃれる ふざける ざれる
・じゃろーに (否定)そうじゃない
・じゃろっち (→「じゃろーに」に同じ)
・じゅうがつばたけ 旧十月の畑仕事
・じゅうやく (植物)十薬 どくだみ
・しゅろぼーき 棕櫚[しゅろ]で作った箒
・じょうーく 終日
・しょうじばち 蜂の一種
・しょうたま 精髄 生っすい
・じょうにんげん 上人間 お人好し
・しょうねだま 精神
・しょうぶん 性質 性分
・じょうほう 両方
・しょうや 庄屋 現在では木材運搬などの場合頭を任せられたもの
・しょけだち 仲間外れになる ボイコット
・しょっぱな 最初 第一番
・じよる 料理する “じおる”ともいう
・じょれん 土木作業用具 土を寄せ集める用具
はっぱ?
・じょんじょ (幼語)草履
・しょんなー 仕方がない
・しょんべぞ 小便所
・しょんべたれ ねしょうべんをするもの
・しょんべたれびき 雨蛙
・しょんべたれびきっそう (→「しょんべたれ」に同じ)
・しょんべぶとん 寝小便をした布団
・しょんべん 小便
・しらげる 穀物を二度つくこと
・しらしんけん 「しら」(接頭語)非常に真剣
・しらぼたえ ほたえること 騒ぐこと いたづらすること(名詞)
・しらんぐだり 知りもせぬ事 「しらんくだりをたれる」
・しらんわい 知らない
・しりがおもい 用事があっても容易に立ち上がらない
・しりがながい 長座
・しりがはげる 虚偽が暴露する
・しりからげ しりはしょおり
・しりくりあげ (→「しりからげ」に同じ)
・しりこそばいー 気味悪い
・しりこぶた 臀部
・しりばね 履物から着物にはね上る泥
・しろい日(ひ) 白い日 天気の良い日
・しんしょうもち 財産継承者 相続人
・しんしょうもちがよい 財産を減らさないで保つ、又は単に経済観念大なるをいう
・じんだ (植物)木 イイギリ
・じんちょう 瑞香花 沈丁花
・しんのたれる 「しん」(接頭語)怠る
・しんのね しりの根 肛門
・しんば 棕櫚[しゅろ]の新しい葉
・じんべ 綿入れの袖無し羽織
・しんぼくたー 果実穀物等の未成熟のもの