「さ」

・さーめ 境界 山の “さーめ”
・さーめんぎ 境界木 山の境界のしるしの木
・さーよ 物を考える時の発語 さうさね
・ざい
・さいこ 曲物製のお菜用のワッパ
・さいご その時こそは 「言ったがさいご」
・さいこづち 木製の小形の槌
・さいこづちあたま 頭の大きいものに対していう
・さいさい たびたび
・さいとり 高い柿の木等から果実をとる為に作った竹竿 「竹竿の先きを二つに割ってその間 へ果実のついた小枝をはさんでねじり折るしくみ」
・さいなら さよなら
・さいめん 境界 「さかいめ」の「ん」添加 「さかいめ」の「か」脱落
・さいめんぎ (→「さーめんぎ」に同じ)
・ざいもくし 木材業者
・さいら (折立)秋刀魚
・さいれ (西川)秋刀魚
・さうえ レーキ
・さうくばやい 手早い
・さえづる 囀[さえず]る よくしゃべる
・さか 作況 “今年は稲のさかが良い”
・…さかい…に だから ゆえに
・さがす 「草をさがす」肥料用の草を畑に配分すること
・…さがす 聞きさがす しさがす やりさがす等物事を好い加減にすることをいうときに用いる
・さかとんぼ 頭を下に居ること
・さかねじ 逆ねじ 反対に向こうから文句を言われる
・さかば 酒を飲む宴会の場所
・さかむかい 伊勢講などの帰りを村人たちが出迎えに行くこと
・さかむけ 指の爪附近の皮膚が裂けてむくれること
・さかめいり ①酒に酔ってくだをまくこと
②くだをまく人
・さかめいる (→「さかめいり」①に同じ) 
・さかよばい 逆夜這い
・さかり 動物の交尾期(季) もっとも勢いがあるとき
・さかりがつく 交尾季(期)に入る
・さかる 交尾
・さきっちょ 先端
・さきどおり 岐路が合する地点までの先着争い 先通り
・さきとこ 筏の先端 梶のついている所
・さくい さくさくと切れ易く折れ易い もろい
あっさりした 気の軽い
・さくば 木竹の尖片等が皮膚にささる場合「さくばがたつ」という
・さくばり (→「さくば」に同じ) 逆針
・さけのざ 酒宴の場所
・さこ 山の凹部
・ささう 建築用語
・ざさっぽい 粗雑な
・ささりかんじょう 必要もないこと 「ささりかんじょうのなあーことをするな」
・さし ①物指し
②さしで売る(入札でなく)
・さしかけ 雨除けの小さな屋根
・さしでこき 出しゃばり者
・さしでる 出しゃばる
・ざすい (→「ざさっぽい」に同じ)
・ざすくたい (→「ざさっぽい」に同じ)
・さする 静かに柔らかくなでる
・させんぼ (植物名)「シャシャンボ」とも
・さだねる 暗中模索する
・ざっぱくな (→「ざさっぽい」に同じ)
・さで たも網 万葉-さでさしわたし
・さとうがき 柿の果実の黒くならない甘い柿
・さね 柿のさね 種
・さばいがみ 振り乱した髪
・さばけた 物のよくわかった
・さぶい 寒い
・さぶがり 天候が寒冷に変わる時をいう 寒がる人
・さぶしい 淋しい
・さぶしなあ 淋しくない
・ざぶり 夕立のように一度に多くふる雨
・さぶろう 三郎 三男の一般的呼称
・ざま 様 恰好
・さむがり (→「さぶがり」に同じ)
・さむさ (→「さぶがり」に同じ)
・さら 新しい
・さらくに(な) 手早くやってのける
・さらす 言う 言いやがる する
・さらちゃく 真新しい 「さらちゃく」の服
・さらてん (→「さらちゃく」に同じ)
・さるた さるすべり
・さるのこしかけ 万年茸
・さん ①掛棚
②障子の横げた
・さんきら (武蔵)サルトリイバラ
・さんきらい サルトリイバラ
・さんざ 鳥(出谷)  
・さんだわら 俵の蓋になれる部分 薪を運搬する際、背中に当てて直接接触をさけるときに用いる