ナ
(菜) |
①〔農・食〕菜を食べる畑作物。菜っぱ。昔は「ナ」といえば、大根の葉やコナ、タカナ、チサナくらいのものだった。 ②〔植・食〕葉が食用に供せられた潅木や喬木[きょうぼく]には、みな「ナ」がついていた。例えば、クサギナ(クサギ)、ママコナ(ハナイカダ)、ジョブナ(リョウブ)、ソバナ(蕎麦の葉)。 |
ナエカゴ
(苗篭) |
〔農〕径2尺くらいの篭で、苗を入れて苗代から田へ運ぶ。苗運びは男の役である(竹筒・玉置川)。 |
ナエシロ
(苗代) |
〔農〕苗代。ノウドコともいう(内原)。 |
ナエダ
(苗田) |
〔農〕苗代(谷瀬)。 |
ナエトコ
(苗床) |
〔農〕苗代(谷垣内)。 |
ナエモチ
(苗持ち) |
〔農〕苗を苗代から田へモツ(運ぶ)役。男の仕事であった。「ナエモチは、トンビがつかむよ、それを見るよと、腰をのす(伸ばす)」(小山手の田植え唄)。 |
ナエヤク
(苗厄) |
〔農・禁〕苗代に籾種をおろしてから49日目。この日は絶対に田に入らぬ。内原では49目目と61目目がナエヤクである。 |
ナオス
(直す) |
〔他〕蔵[しま]う。片づける。ナオシトク。しまっておく。 |
ナカ
(中) |
〔住〕ナカノマ(中の間)のこと。 →ナカノマ。 |
ナカイタ
(中板) |
〔食〕干藷を作る場合、藷の中心部を特にナカイタと称し、蒸さずに生のままでシラボシにすることが多い(西川)。 |
ナカイリ
(中入り) |
〔芸〕盆踊りで夜中の12時頃、ヤシク(夜食)を食べ、酒を飲んで一服すること(竹筒)。 |
ナカウチ
(中打ち) |
〔農〕畑作業の一つ。一番ゴエ及び二番ゴエのあとでハザ(畝間)をウッて草をかぶせること(山天・竹筒)。 |
ナカカァト
(中垣内) |
〔住・農〕ネキガート(家の直ぐ下の畑)の下の田(出谷)。 |
ナガキ
(長木) |
〔林〕伐倒したままの、コギッてない材。 |
ナガギ
(長着) |
〔衣〕裾の短い仕事着に対して裾の長いもの(旭)。 |
ナカゴ |
〔狩〕動物(獲物)の内蔵。腸はヒャクヒロ(杉清)。 |
ナガシ
(流し) |
①〔筏〕鉄砲堰用語。 ②〔漁〕川魚を捕るための毒流しのこと。サンショ、クルミ、トコロなどを煮出して川に流した(田戸)。 ③〔住〕炊事場。ミズダナとも。 |
ナガソデ
(長袖) |
〔村〕 |
ナガタナ
(菜刀) |
〔食〕野菜用の包丁。ナキリ。 |
ナカド
(中戸) |
〔住〕仕切りの一枚板戸(五百瀬)。 |
ナカトコ
(中床) |
〔筏〕筏の真ん中。七トコ目のトコ。一番太い材木をからんだ。 |
ナカドル |
〔他・運〕二人で担ぐ(旭・川津・武蔵・大野・小川・山手谷・桑畑・七色・上、下葛川・山手・谷垣内・那知合・西川・上湯川一円)。 |
ナカノキリ |
〔住・農〕ソノバタケ(表の石垣の直ぐ下の畑)の下の畑(竹筒)。 |
ナカノマ
(中の間) |
〔住〕ナカともいう。並列型の二間取りの家ではセイジ(勝手)とキャクデン(オクノマ)との間の部屋。デーともいう。三間取りの家では真ん中の部屋(字宮原・旭)。北部では、四間取りの場合、デーのキシ側の4畳半の小部屋(谷瀬)。谷瀬では、ここでお産をした(ナカマ)。五百瀬でも並列型の場合、ダイドコロ(ユルリの間)とオクノマとの間。四間取りの場合は、カラスバとオクノマとの間。デーともいう。内原と同様である。上葛川でもカッテノマとオクノマとの間の8畳。「八六」と言ってナカノマ8畳、オクノマ6畳に決まっている。竹筒では、カッテとオクノマとの間で、寝室になる。 |
ナカノリ
(中乗り) |
〔筏〕宇宮原から新宮へ筏を下す場合、平谷~本宮間の区間をこう呼ぶ(宇宮原)。 |
ナカバエ
(中生え) |
〔林〕10年生以上、25年生くらいの植林(西中)。 |
ナガバッチ |
〔衣〕長い股引。フングミともいう(小原)。 →フングミ |
ナカフナバリ
(中船梁) |
〔運〕船の両舷を突っ張る3本のフナバリ(船梁)のうち、真ん中のもの。舟玉さまは、ここに祀る(田戸)。 |
ナカマ |
①(仲間)〔村・経〕共有。共同使用。「ナカマで伐る」=何人かで組んで伐採する。 ②(中間)〔信〕四間取りの家で、デーのキシナ側の小部屋。昔は、ここでお産をした(谷瀬)。 →ナカ、ナカノマ |
ナカマウシ
(仲間牛) |
〔農〕共同所有、使用の牛。 |
ナカマクラ
(中枕) |
〔林〕スラ(修羅)のハナマクラとシリマクラの中間に入れるマクラで、スラの取り外しの時に効能がある(田戸)。 |
ナカマブネ
(仲間舟) |
〔運〕ダンベは1パイに専属の2人が乗り、大体この2人のナカマブネだった。ヒラダにも2人のナカマブネが一杯あった(田戸)。 |
ナカムネ
(中峰) |
〔交・地〕 |
ナガモエ
(長燃え) |
〔住〕ユルリのホタ(榾)が浮いて、ホツボとの間が隙き、ホタの下面に沿って、だんだん燃え上がることにいう(内原字栗平)。 |
ナガヤ
(長屋) |
①〔住〕セイジ(カッテ)に続くカラウスのある土間(宇宮原)。母家に付属した建物。 ②母家の勝手側に接して建つ付属建物で、ヘヤ(クラ)、ウシノマヤ、大便所などを含み、しばしば一階より広い二階を持つ(上葛川)。 |
ナガレガワ
(流れ川) |
〔地〕いつもさらさら流れている川。 |
ナギバタ
(薙畑) |
〔農〕木を伐採したあとを畑にしたり、畑にするために山を伐ったりすることをこう呼んだ(小山手)。 |
ナキミソ |
〔人〕泣虫。シビタレとも(串崎・那知合)。 |
ナキリ
(菜切り) |
〔食〕菜切り包丁(松柱)。ナガタナ。 |
ナグイ |
〔食〕惜しげなしに腹一杯食うこと。「ナグイな」「ナグイにする」(小原・武蔵)。 |
ナグレル |
〔自〕当然うまくゆくべきことが、出来損なう。ナジレルの①。ナジケル。 |
ナゲ |
〔漁〕ナゲヅリ。ナゲニイク(串崎)。 |
ナゲク |
〔自〕泣く。 |
ナゲモチ
(投げ餅) |
〔信・食〕ゴクマキ用の小餅(内原字奥里)。上葛川では餅撒きのことにも、こういう。 →ゴクモチ |
ナゴ |
〔住〕丸太(旭)。 |
ナコウド
(仲人) |
〔婚〕仲人。媒酌人。セワニン。ハシワタシともいう(神納川)。 |
ナコウドサンネン
(仲人三年) |
〔婚〕結婚後三年間は、盆正月に仲人の処へ礼に行くのがきまりである(玉置川)。 |
ナシテ |
〔副〕何故に。どうして。 |
ナジケル |
〔自〕→ナジレル |
ナジミ
(馴染み) |
〔婚〕いろおんな。恋仲。 |
ナジレル |
〔自〕①当てが外れる(出谷)。破談になる。物事が逆になって成立する。ナグレル、ナジケルとも。 ②似る。ミモチ(妊娠)中にサルマワシを見てもナジレル(竹筒)。 |
ナゼ |
〔住〕箒。「撫で」の訛り。 →ナゼル③。 |
ナゼル |
〔他〕①撫でる。転じて、田の草を取ることにも用いる。 ②塵を掃く。ナゼ(ナデ)=箒。 ③打つ。「ちょっとナゼてやろうか」。 |
ナタ
(鉈) |
〔林〕 |
ナツカリ
(夏苅り) |
〔農〕6月10日頃、クサを苅って寝かせて耕し、ナヤやカドで一把一把まいた(竹筒)。 |
ナソノ
(菜園) |
〔農〕野菜畑。 →ソノ(那知合)。 |
ナヅケオヤ
(名付け親) |
〔産〕 |
ナツクサカリ
(夏草苅り) |
〔農〕盆を過ぎて毎日やったクサ苅り(谷瀬)。 |
ナツマケヨケ
(夏負け徐け) |
〔体〕 |
ナツマメ
(夏豆) |
〔農・食〕蚕豆[そらまめ](山天・西川筋・小原・武蔵)。 |
ナツモチ
(夏餅) |
〔食〕夏は餅を搗かぬが建前。「ナツモチは犬も食わん」(五百瀬)。「ナツモチは凶い」(旭)。 |
ナツモノ
(夏物) |
〔農〕6月頃、畑にシバをヤラウ(日除け、雑草防除のためクサをかける)こと(平谷・上葛川・玉置川)。竹筒では、ナツヤライという。 →シバ③、ナツヤライ(竹筒) |
ナツモノウチ
(夏物打ち) |
〔農〕7月中旬からナンバ(玉蜀黍)のもとに肥料をやって、その上に土をかぶせる(ツチヨセ)こと(竹筒)。 →ナツヤライ |
ナツヤライ |
〔農〕ナツモノともいう。7月中旬から1週間ほどの間にナンバの株もとに肥料(ダルゴエ、マヤゴエ)をやって、その上に土を被せ(ツチヨセ、ナツモノウチ)、その上にコエボシから運んで来たシバを敷く作業(竹筒)。 |
ナデ |
〔住〕内箒。 →ナテボウキ(上葛川)。難産の時は、腹のめぐりを右廻りに3度ナデル(跨[また]ぐべからず)。ナデル=掃く。 |
ナデグサ |
〔植〕トウキビに似て穂も先が赤らんで来る。穂をナデ(箒)にした(上葛川)。 |
ナデバリ
(撫で針) |
〔漁〕沢山の鉤をつけて川底を撫でる(引き摺る)釣り方(田戸・玉置川)。ムソビキとも。 |
ナテボウキ |
〔住〕略してナデとも。トウキビ、ナデグサで作った内箒(上葛川)。 |
ナデル |
〔t〕箒で掃くことにも使う(上湯川・上葛川)。ナゼルと訛る。 |
ナナクサ |
〔植〕ナズナ。 |
ナナグサ
(七草) |
〔年〕正月6日に摘む。ナズナ、ダイコンなど。その晩、神棚の下で刻んで、7日の朝ナナグサゾウスイに炊く(旭)。 |
ナナグサゾウスイ
(七草雑炊) |
〔年〕正月7目に炊く。「唐土の鳥と日本の鳥と、日本の国へ渡らぬ先にステテコ叩いてトーホー」と唱えながらナナグサを刻み込んで炊く。これをトリオイという(今西・内原・谷垣内)。小坪瀬では、ナナグサを入れた味付きのカキマゼ(五目飯)を作って供える。 |
ナナクサナズナ
(七草薺) |
〔年〕正月7日のナナクサゾウスイに入れる七通りの野菜。必ずナズナを入れる。 |
ナナコウシン
(七庚申) |
〔信〕庚申は、大抵年に6回めぐって来るが、年によって7回のこともある。そんな年は特に祭る。 |
ナナサガリ
(七下がり) |
〔信〕白紙を七つに切った幣(松柱)。 |
ナナツチガイハナイテデモツレヨ
(七つ違いは泣いてでも連れ(添え)よ) |
〔婚〕アネガカ(姉嬶)は良いという(西川筋)。 |
ナニクレナシニ |
〔副〕何の気なしに(小原・武蔵)。 |
ナニセイ |
〔副〕何分にも。なにしろ。 |
ナニワブシ
(浪花節) |
〔芸・交〕 |
ナヌカショウガツ
(七日正月) |
〔年〕正月7日、朝ナナクサゾウスイを供えて祝い、トリオイをする。 |
ナヌカノハナオリ
(七日の花折り) |
〔葬〕 |
ナヌカボン
(七日盆) |
〔年〕道普請(公役)、洗い物、タナバタをやる(谷垣内・上葛川)。 |
ナヌカマキ
(七日巻き) |
〔地〕樽など浮いていると7日も其処で回っていて出て行かぬようなカリカワの難所。七色と鹿畑との間の十津川にある。 |
ナバタ
(名幡) |
〔葬〕葬列に加わる故人の名を書いた旛[はた]。この「故」という字の部分を破って持ち帰り、オトシ(落とし紙)に使えば、痔が治る(谷垣内)。 |
ナフダ
(名札) |
〔産〕ヨロコビ(祝い)を貰った家へ生児の名を記して、誕生餅などと共に持参する披露の短冊形の紙。貰った家では、この札を長押に貼り下げる。 |
ナブル |
①〔他〕さわる。いじる。 ②なめる。あなどる。 |
ナベゴト
(鍋事) |
〔社〕賄い事。御馳走作り。「正月は女はナベゴトで忙しい」(竹筒)。 |
ナベサゲ
(鍋提げ) |
〔植〕甘酸っぱい赤い実のなる木の名(谷瀬)。 |
ナベズミ
(鍋墨) |
〔住・俗〕鍋底の裏にたまる煤[すす]。カマスミ(重里)。ナベスミが燃えれば火事の兆し(出谷)。夜、履物をおろす時は、裏にナベスミをつける。そうしないと道に迷う(谷瀬・重里)。 |
ナベツル
(鍋蔓) |
〔住〕自在鈎[かぎ]にかけるために鍋についたΩ型の把手(谷瀬)。 |
ナベノアシ
(鍋の足) |
〔狩〕猟師が切羽詰まった時に射つ最後の玉。鍋の足で作った。このナベノアシのことをナムアミダブツ、オサエダマともいう。 |
ナベノシリ
(鍋の尻) |
〔住〕ナベノアシが鍋を安定させるために数本ついていた。 |
ナベフセ
(鍋伏せ) |
〔食〕御飯やお菜に蝿や挨がたからぬように、一家のその日の食物を纏めて伏せておく細竹編みの精密な細工の椀状の大篭(上湯川大桧噌・田戸)。 |
ナベワリノキ
(鍋割りの木) |
〔植〕カマドで焚いてはいけない木の一つで、ウシノキに同じ(上葛川)。 |
ナマシイ
(生しい) |
〔形〕①十分乾いていない形容。「この薪ゃー、ナマシイよってよう燃えらん」。 ②(食物が)十分煮えたり焼けたりしていない形容。 |
ナマブシ
(生節) |
〔食〕鰹節として買えば高いので、熊野から売りに来るナマブシを買って自家で乾した。(そのまま食べることも多い)。 |
ナマミダァ |
〔形〕気の弱い。 |
ナマラハンジャク |
〔形〕なまはんか。中途半端。 |
ナムアミダブツ
(南無阿弥陀仏) |
〔狩〕ナベノシリの弾丸。最後玉。 →ナベノシリ |
ナメタ |
〔地〕谷川のはたの縁の匍うたような岩盤で、いつも湿っている。常滑の「ナメ」。ナメラに同じ。ナメッタとも。 →ナメラ |
ナメラ |
〔地〕岩の上に常に水が流れて、よくとる所。ナメタ。 |
ナメラボウズ |
〔動〕田戸でいうイワスイカブのこと(紀州玉置口)。 |
ナヤ
(納屋) |
〔住〕山仕事、百姓仕事に使う諸道具を入れておく部屋又は小屋。 |
ナラシ |
〔住〕屋敷まわりのへりの石(谷垣内)。 |
ナラス |
〔他〕習わす。教え込む。(盆踊りなど)稽古する(松柱・田戸・永井)。 |
ナラセズシ |
〔食〕なれ鮓(松柱)。 |
ナリコム |
〔自・林〕スラから材木を引き上げるのに、2,3人が内側からトビでヒカエ、1人が谷側から自分の体重で引き上げる作業(田戸)。 |
ナリサンボク |
〔農〕果樹(内原・上葛川)。玉置川ではナリソウモクともいう。 |
ナリサンボクマツリ |
〔年〕正月14日、モチガイ(餅粥)を炊き、ヨキを携えて果樹の所へ行って「ナルカ ナランカ ナラニャ キリタオス」「ナリマス ナリマス」と言って、モチガイをその木の俣に供えてやること(内原)。 |
ナリソウモク |
〔農〕果樹(竹筒)。 |
ナル |
〔農〕丸太(玉置川)。 |
ナルイ |
〔形・地〕傾斜のなだらかな。比較的平らな。ナルコイ。ナルシイ。 |
ナルカナランカ |
〔年〕正月14日の成木責め。 |
ナルコ
(鳴子) |
〔農〕昔は粟を沢山作ったので、秋になると石油鑵の中へ竹筒を吊るして、子供たちが朝早くから戸毎に綱を引いて鳴らして害鳥を追った(神下字下葛川)。 |
ナルコイ |
〔形〕傾斜のなだらかな。ナルイ。ナルシイ。 |
ナルシイ |
〔形〕傾斜が緩い(西中)。ナルイ。ナルコイ。 |
ナレコノヨイ |
〔形〕平らですべすべした(石など)(小原・武蔵)。「ナレコ」だけでは意味がない。 |
ナレズシ |
〔食〕クサレズシ、クサリズシとも。ハヤズシと同様、昔は余裕のある家しか作らなかった。ナレズシは、地域によって全く作らぬ所もある。家々によって味も違い、正月になくてはならぬ食品であった。12月から2月末がナレズシを作る時期である。 |
ナウシロトリ
(苗代取り) |
〔農〕苗取り。苗取りの時は、数本のモチ苗を持ち帰って、ちょっと棚にでも置き、また田のミグチ(水口)に置く人もある。これを荒神様(クド)に供えて、その他いろいろとお供えし、そのあとエベッサマに供えて保存する。風邪の薬になる(竹筒)。取った苗は、ナエモチがナエカゴに入れて田に運ぶ。 |
ナンキン
(南瓜) |
〔農・食〕南瓜。ボウブラともいう。 |
ナンゾ |
〔代〕何か。ナンゾした時に。 |
ナンテン
(南天) |
〔植〕北に植えると吉(松柱)。ナンテンが千本になったら祝えという(上葛川)。乳が余って困るときは、南天の根もとへいって、預かってくれと頼むとよい(神下)。葉の汁はモノアタリ(食中毒)の妙薬(上葛川) |
ナンバ |
①〔農・食〕玉蜀黍。ナンバキビともいう。上湯川などではフクロキビ。 →ナンバモチ ②〔林〕複滑車。ブロッコともいう(竹筒・樫原)。 |
ナンバキビ |
〔農・食〕玉蜀黍。ナンバともいう。 |
ナンバガイ |
〔食〕玉蜀黍の粥(玉置川)。ナンバオカイともいう。 |
ナンバザオ |
〔農〕キビザオ(玉置川)。 |
ナンバモチ |
〔食〕ナンバ(玉蜀黍)に米3~4分を加えて搗く。キビモチともいう。 |
ナンバンギセル |
〔植〕上田戸のチガヤの叢中で実見[じっけん]。上葛川でもタマノのカリバの下の方にあるという。但し、滅多にない由。方言名なし。 |
ナンボ(ウ) |
〔副〕いくら。 |