「こ」

・…こ あきこ-椎茸の秋産 かんこ-同寒中の産物
・ごあさって 明後々々日
・こいこいびき 河鹿(瀧川)
・こいさ 今夜
・こいさがた 今夕
・こう… 買う
・こうじ 犢[こうし]
・こうしんさん 庚申 干支の一 かのえのさる
・こうしんばな バラ(瀧川)庚申薔薇 良春花
・ごうせいな 豪勢な 精を出す
・こうた 買うた 買った
・ごうたれぼーし むしゃくしゃさせる人
・ごうとびき 食用蛙程の大きさで体表面にいぼがある がま“ごとびき″とも
・ごうなれ 強情
・ごうなれんわく 手を焼く もてあます
・こうばしい 香高い
・こうへいな 生意気な
・こうやくをうる (戯語)おしゃべりをする
・こうやさん (戯語)高野? 雪隠
・こうやまいり 便所にゆくこと
・ごうら 半年ごうら 半年程も
・こえさがた (→「こいさがた」に同じ)
・こえたご 肥桶
・こえなや 肥納屋 肥料小屋
・こーじ 里芋の「こじ」 里芋の子芋
・こーつと 物を考えるときの発語
・こーて 買って
・こーや (→「こうやさん」に同じ)
・こーやどうふ 氷豆腐
・ごーら 河童
・ごーらぼうし (→「ごーら」に同じ)
・ごーる 懲りる
・こが 鋸[のこぎり]
・こがーえ こちらへ こがーえこい
・こがーに こんなに こがーにする
・こかす 倒す
・こかる ①転がる
②横になってねる
・こきえる こしらえる 製する
・こきたい 全部 すっかり
・こぎる 木など堅いものを短く切ること 小切る
・こぐ 舟を漕ぐ以外に、掬う-魚をこぐ、粥をこぐ、粥のみ(米)をすくうこと
・こくたい (→「こきたい」に同じ)
・こぐち 木の木口 最初の部分
・ごくつぶし 放蕩もの
・ごくどう 極道もの ごくとうな→道楽な
・こけ
・こげ 焦げた飯
・こげめし (→「こげ」に同じ)
・こける 転がる 倒れる
・こさえる こしらえる 作る
・こさぎとる こすりとる
・こさぐ こする
・ござった (敬語)来た ようござった よく来た
・こさぶろう (虫名)夏の夕方河谷等を歩くと人血を吸いに集ってくる虻[あぶ]
・こさめ あめのうを(やまめ)の小さいもの 和歌山県近露では大きいものをもいう
・こさら (→「こさえる」に同じ)
・ござれ (敬語)おいでなさい
・こじ (→「こーじ」に同じ)
・こしかご 腰の曲がった 「こしかご爺」
・こしっとう 子供の悪称
・こしやえる (→「こさえる」に同じ)
・ごしょうぐち 五升口 大きな口
・こす あふれる こぼれる
・ごす いじめる
・こすい ずるい
・こせがれ 倅[せがれ]の悪称
・こせる 枯らせる 木を「こせる」
・こそのぎ 蝗[いなご](瀧川)
・ごた 芥 ごみ
・こたぐ まぜかえす 荒々しく探す
・こち 東風
・こちこたぐ 「こち」(接頭語) さがす さぐる
・こちゃぼ 小さい縫針
・ごちょーうち 五目並べ
・ごちょーならべ (→「ごちょーうち」に同じ)
・こつ 投げる ひろうてこつ ひろってなげる
・ごつい いかつい ごつごつした 大きい
・こづか 刃物の一種 小刀
・こづき 小麦を煎り粉末としたもの 「はったい粉」 又は単に粉
・こっくり 占い 狐狗狸 箸を三本たて盆をのせ風呂敷をかむせてその下に文字をかきたる紙 をおき「コックリさん コックリさん」とよびてものたずねる
・ごっそう 御馳走さま
・ごっそうさん (→「ごっそう」に同じ)
・ごった (→「ごた」に同じ)
・ごっちゃ 一緒ごた
・こっちゃー こちらは
・こっちゃべら こちら側
・ごっつおー (→「ごっそう」に同じ)
・ごっと 毎 ごとに 家ごっと
・こっとい 牡牛 こっとい牛
・ごっとー ごみ 塵芥
・ごっとに (→「ごっと」に同じ)
・こっぱ 木っ端
・こっぱた 木っ端 材木を鉞[はつり]で切った時できる木切れ
・こつもごり 十二月三十日(三十一日の大晦日に対していう)
・ごてる もめる
・こてわたす こて…(接頭語) わたす 渡す
・ごとく 五徳
・ことづけ ことづて 言伝
・ことづける 託する 伝言する
・ことぼし 小燈火 カンテラ
・こないだ この間 過日
・こなす ①けなす くさす
②穀物を精製する
・このじゅう この頃
・こば 山で材木を積んであるもの 木場
・ごはい 建築
・こばえ 小生え 植林して七・八年以内の木をいう
・こはぜ 足袋につける爪
・こぶ 昆布
・こまい 小さい
・こまえ 屋根皮のおさえ
・こまこい こまかい
・こまじゃくれる おませな
・こまめ こまかいことによく気がつき、こつこつと精出し働く
・こまる はさまる 歯の間に物が「こまる」
・…ごみ …も加えて …も一緒に
・こめつぼ 米粒
・こやね 庇[ひ]
・ごりき ちちかぶ?
・こりこー 手細工の上手なこと
・これ(それ)はか 是丈しか これより
・これしか これだけ
・これはっちゃ これっきり
・ころ ①仔犬
②丁度手ごろ 「ころあい良い」
②杉檜の皮を剥ぐ時、木に攀登するに用いる道具 ロープと一米足らずの棒二本
・ころっと 全く “ころっと忘れた” “ころっと死ぬ”
・ごろばちぢゃわん 五郎八茶椀
・ころり 行李 携帯用に(弁当)飯を入れる器 柳行李の小形
・こわい しんどい 疲れる
・こくらい 「これ」の「れ」→ン
・こんこ 香り物 大根漬
・ごんごう 五合
・ごんごうあな 大きい穴
・ごんた 甘える
・ごんたーはる 甘ったれる 駄々をこねる
・こんだけ これだけ
・こだけ (→「こくらい」に同じ)
・こんなればち 蜂の一種  
・ごんぱち いたどり(植物)