「か」

・かー つい 何の気なしに かーしたんじゃー
・かあーもう (接頭語)「かあーもう遊んでしもうて」「かあー」は「つい」の意
・がーす 鳥名 かしどり
・かーだるい だるい
・かい 邪魔 妨 「かい」の用法 そうするかい
・かいい 痒[かい]い かゆい い→ゆ
・がいす かけす 「がーす」とも
・かいだるい だるい しんどい
・がいつ( 具合
・がいつがわるい 具合が悪い
・がいに たくさん 非常に 大変 「がいに」悪い
・がいに(な) 非常に 乱暴な
・がいのわるい 具合の悪い
・かいばつ 皆伐(山林用語)
・かえこと 交換
・がえりご おたまじゃくし かえるごの転?
・かかってくる 手向ってくる 反抗する
・かかり 初め 取りかかり 「朝寒いとかかりわるい」
・かかりかまい 掛り合い 関係 「何もかかりかまいがない」
・かかる だまされる 入用 金がかかる
・かきて 書き手 能書家
・かきまぜ 五目ずし
・…かく かもをかく 筏をかく 組み合わせる
・がけくら 断崖
・かけや 掛矢 木製槌(大なるもの)
・かさ 容積
・かざ 臭気 杳気
・がさがさする 飛びまわったりはねたりじっとしていない
・がさた(つ)き 落着いていない人
・がさつ 粗野な 不行儀
・がさつく がさがさする 落着きのない
・かさばる 容積がひろくて広い場所を占める
・かさぶつ くさ できもの
・かしき 炊事
炊さん 炊事夫?
・かしこまる 正座する
・かしばと
・かしま 裏表反対
・かしまおやじに通られる 着物を裏表反対に着る
・かしまに着る (→「かしまおやじに通られる」に同じ)
・かしょう からかう
・かしらがみ 頭髪
・かしらぎ 山林内のもっとも大きな木(植林用語)
・かしん 菓子
・かする 水がなくなるまで汲みとる
・かせぐ よく働く
・かぜをひく 薬やセメントが一定期間をすぎて効力のなくなったとき「かぜをひいた」という
・かたいっぽう 片方
・かたいっぽうがたし 下駄草履等…一般に対のものの左右相異るときいう
・かたぎ 木炭に出来る固い雑木 一かたぎ-一荷
・かたぎる 主張して通す
・かたぐ 天秤で物をもつ かつぐ
・かたげる かしげる
・かたこうなあー 融通の利かぬ
・かたちんば 履物が片足ずつ違っていること
・かたったあ かたつむり
・かたつら 一方の側
・かちわり 凝固した飴
・かちんぼ 専業の荷持ち
・かつ 穀物を精製すること
・かっか (童語)下駄 「かっこ」とも
・かつかつ やっとのこと 「かつかつ」に間に合った
・かっき 太陽熱 湯気
・かっこい (童語)賢い
・がっさい 合財 一切合財
・がっさいぶくろ リュック 合財袋
・がっそう 蓬髪[ほうはつ] 頭髪の伸びていることをいう
・がったり 腰に下げる木製の煙草入れ
・かって 借りて
・かっぱしめ 合羽糸 小包ひも
・かっばす (→「かっぱしめ」に同じ)
・かっぽ (童語)いたづら
・かつる 牛がつのをふり当てること
・かて 縁[ふち]をいう ちいさいものの角 本の「かて」→この場合は表紙をいうこともある
ふなばた(舷)
・かとりとんぼ 夏の晩方家の廻りを飛んで蚊をとる蜻蛉[とんぼ]
・かどわけ 年頭の回礼
・かな かんな
・かなげ 金気 食物を煮たとき容器の金属の流出したもの
・かなづち (戯語)全く泳ぎに心得なき人
・かなわん かなわない たまらない
・がに かに 「がにまた」
・がにかずら 「がに」は「かに」
・がにくい 鰻の一種
・かね おはぐろ
・かばしい 香ばしい
・かび 百姓が「ぶよ」を撃退するために藁[わら]束の中にボロ切れを蘂[しべ]として点火し発煙させるもの
・かぶ ゴリキ 魚名 頭の大きい人につけるニックネーム
・かぶせる 冠せる
・かぶった
・かぶらたー 大みみず
・かぼちや 南瓜
・かまいったち 旋風の時、皮膚が圧力の関係で裂けるのを「かまいったち」に食われるという
・かまり 風体
・かまる 身仕度をする
・かまわん 自己の行為を肯定する場合イイヨというように そーしてもかまわん
・がまんな 我慢な 辛抱強い 或いは心臓つよく図太い
・かも 材木を組み合わせたもの 筏の一部
・かやく すしの薬味
・から からだ 固体
・からうす 唐臼 台がら 踏臼
・からけし けし炭
・からげる 裾長の着物の裾を端折る
・からすおーぎ 烏扇(植物)
・からすき 牛にひかせる鋤
・からすぐちなわ 烏蛇
・からすば 唐臼場
・がらすめ 眇[すがめ]
・からっぽ から
・かりがね
・かりかわ 材木を流す 狩川 流材
・かりば 草刈場
・かりよしき 草を刈り貯えたもの
・かる 材木を流す 「人為的に」
・かるさ もんペ 山仕事用の 「たつけばかま」
・かわたろう 川太郎 魚取りの非常に好きなものを称す
・かわと 河辺 川のほとり
・かわりばんこ 輪書 かわるがわる
・かんか (童語)髪
・かんからかん 何も入っていない様
・がんがらかん 明るい
・がんくび 雁首 煙管の首の方
・かんこ 寒に出来る椎茸
・かんご
・かんざらし 寒に晒す
・かんす 茶釜
・かんぜより 勧進撚り[かんじんより]
・がんそ いたづらもの
・がんそぼーづ (→「がんそ」に同じ)
・かんたろう げんごろう おおみみず
・かんちめし 半煮え飯
・かんてき 七輪
・かんてら 小石油燈
・がんばこ 棺箱
・かんばり 紙張り 紙を張って作った物入れ 「はりかんばり」
・がんぴ 雁皮(植物)
・かんぴょう 干(乾)瓢 十津川にては、さつまいもをうすく切って干したものを一般にかんぴょ う芋、或いは干かんぴょうと呼ぶ
・かんぶくろ 紙袋
・かんまん 構はぬ
・かんまん 構わぬ 許容の意
・かんまんぜ かまわないだろう
・かんむし 小児の癇癪[かんしゃく]病
・かんむしをきる 癇[かん]の強いのをなおすことをいう
・かんもうーに 構わないでしょう
・がんりき かんじき