十津川探検 ~わたしたちの村 十津川~
七 郷土の開発につくした人びと
1 村の開発につくした人
玉置高良のひ
(1)
玉置高良
 玉置高良は折立で生まれました。
 宇智吉野郡長をつとめ,今の大字神下の道路「田戸街道」を開通させました。
 自分のざい産も使って,3里(約12km)の道路を開きました。おかげで,大変便利になりました。
 玉置高良の労力をたたえる碑が葛川小学校の近くにあります。



川の岩をくだく
○川の岩をくだく
(2)
中嶋林蔵
 中嶋林蔵は,昔,桑畑で店をしていました。新宮から川船で来た荷物は,この店でおろされ,山ごえで平谷へ運ばれていました。それは,川に大きな岩があって,船が通れなかったからです。
 林蔵は,自分の店のもうけがなくなるのを知りながら,何年もかかって,岩をくだきました。
 おかげで,新宮と平谷が船で行き来できるようになりました。



玉置山の村有林
○玉置山の村有林
(3)
更谷喜延
 更谷喜延は,今の村有林のもとをつくった人です。玉置山一帯に大植林をし,後に十津川中学文武館をたてる資金としてもつかわれました。
 そのほかに,十津川村の開発につくした人々は多くいます。みんなでくわしく調ベてみましょう。

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