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3 おばあさんの子どものころ
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○昭和10年上野地じんじょう小学校入学記念写真 |
○教科書 |
これは,せつ子さんのおばあさんが,小学校に入学した時の写真です。古い木ぞう校しゃの前にならんで写しています。ほとんどの子どもが,着物を着ています。
こんなかっこうで遊べるのかなと思い,おばあさんに子どものころの話を聞いてみることにしました。
おばあさんの話 |
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小さい時からずっと着物だったので,ベつに動きにくいとは思わなかった。着物を着て,わらじをはいて入学したけど,そつ業のころは,洋服とズックぐつだった。
遊ぶといっても,妹や弟の子もりをしながらだった。神社や公会堂に集まって,みんなでかくれんぼやかんけりをよくした。女の子は,まりつきやおじゃみもした。男の子は,めんこやビー玉やちゃんばらもしていた。
だんだんせんそうがはげしくなり,学校でも家でも,遊んでなんかいられなくなっていった。学校では,勉強もできなくなり,運動場をたがやしてさつまいもをつくったり,山から木を切ってきて炭やきをしたりした。
くうしゅうは,うけなかったけど,男の人は,ほとんどがへいたいになり,女の人と子どもだけで,力を合わせてくらしていた。食べものはなくなるし,たいへんだった。
学校の名前も「上野地じんじょう小学校」から「上野地国民学校」にかわった。
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○炭やき |
○畑づくり |
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