○田の仕事（内原） ２　田畑ではたらく人びと （１）田畑の仕事 　わたしたちの村には，平らなところがほとんどありません。そこで，ゆるやかなしゃ面をりようして，たな田やだんだん畑をつくりました。そして，米や野さいを作ってきました。 　たけし君たちは，畑ではたらいているおばあさんに話を聞きました。 　おばあさんの話 　わたしの家では，自分の家で食べる分だけ米や野さいを作っているんだよ。米は，うるち米ともち米だよ。しんせきの人や町ではたらいている子どもにあげることもあるよ。みんな，たいへんよろこんでくれるよ。作るのに手間がかかるが，できるのがたのしみなんだよ。 米や野さいのこよみ 　たけし君たちは，校区でどんな野さいが作られているか調べました。 ☆米や野さいのこよみ 　　○…植える　　△とり入れる 　たけし君たちのノート ○ いろいろなものが1年中作られている。 ○ わたしたちの校区では，米作りをしている家が多い。 ○ いろいろな野さいを作っている。 ○ 今でも麦を作っている家がある。 ○ ほとんどの家では，自分の家で食ベる分だけ作っている。 ○ むじんはんばい所に出している家もある。 　みなさんのむらでは，どんなくふうをして米や野さいを作っているか，調ベてみましよう。 ○湯之原のかき かき作り 　たけし君たちは，かきのしょうどくをしているところを見学しました。 　せつ子さんが，「どうして湯之原でかき作りがはじまったのですか。」とたずねました。 　おばさんは， 「30年ほど前，村でちょうさをして．ここがかき作りにてきしていることがわかったのです。かき作りに大切な日光がよく当たるのです。」 と答えてくださいました。 　たけし君たちは，かきの仕事ごよみを作って，さらにくわしく調べてみることにしました。 ☆かきの仕事ごよみ 　上の仕事ごよみを見て，みんなで話し合ってみました。 「1年間に何回も草かりやしょうどくをしている。」 「これだけせわをしないとよいかきができないんだね。」 「あまくておいしいかきを作るのはたいへんだなあ。」 などと意見が出ました。 　おばさんの話 　かき作りには，たいへんな手間がかかります。てきらいやてきかといって，つぼみや小さい実をとり，大きなよいかきを作るどりょくをしています。また，草かりやしょうどくをして，ときどきひりょうをやります。ひりょうは，多すぎても，少なすぎても，あまいかきができません。ここで作られているのはふゆうがきがほとんどですが，じろうがきというのも作っています。できたかきは，村をおとずれた人や村内の人が買ってくれます。