十津川探検 ~わたしたちの村 十津川~
四 わたしたちの村でつくり出されるもの
しいたけ作り
○しいたけ作り
1 山ではたらく人びと
(2)山でつくり出されるもの
しいたけ作り
たけし君 たけし君たちは,しいたけ作りについて調べることにしました。
 おじさんに山へつれて行ってもらってお話を聞きました。




 聞いたこと
しいたけの生えている木は,何という木か。
しいたけは,いつとれるか。
作り方とくふう,どりょく。
どこへ出荷するか。
しいたけ作り
○しいたけ作り
 おじさんの話
おじさん しいたけ作りに使う木は,なら(ほうそう)がほとんどで,短く切ったものをぼた(ほだ木)といいます。ほだ木は,村内や東北方面から買います。
 しいたけがとれるのは,春と秋,冬の3回です。これは,植えるきんによってちがいます。また,てきとうな気温としめりけが大切です。
しいたけの作り方とくふうやどりょく
きん植え
葉が色づき始めたころ,木を切る。
1か月ぐらいねかし,少しかわかし,1mぐらいに切る。
1月から3月ごろまでにきんを植える。
きんは,間を同じぐらいにして,うまるように打ちこむ。
きんを植えるためのあなをあけるのがたいへんである。
ほだ木をくむ
どこからでもとれるように,また,かさなってくさらないように考えてくむ。
あまり日の当たらない風通しのよい所へおく。
ほだ木が重いので,くむのには力がいり,たいへんな仕事である。
場所が悪いと,ざっきんが入り,できなくなる。
とり入れ
2年で少しとれる。3年目からたくさんとれる。
一度にたくさんとれるので,とり入れがたいへんです。村の人にも手つだってもらう。
さるにとられてしまうので,おどしをくふうしているが,うまくいかないのでこまっている。
はこづめ
かんそう
生しいたけの大きさをそろえ,パックづめする。
あみの上にならべ,かんそうきでかわかし,はこづめする。
形やしつによってねだんがちがうから,その見わけ方がむずかしい。
出  荷
ほとんど農業協同組合へ出し,大阪の市場へ送る。
町からちょくせつ買いにくることもある。
村内の店にも出す。
市場が近いと,生しいたけをたくさん出せるのだが,遠いのでほとんどはかんそうして出している。

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