十津川探検 ~わたしたちの村 十津川~
四 わたしたちの村でつくり出されるもの
3 工場ではたらく人びと
(1)せい材所の見学
木をしいれる
木をしいれる
作るものによって木をえらぶのが,むずかしい。
よい木を安く買うためには,しっかり木を見なければならない。
せい材する
皮をはいだほうが,できたしなものに色がつかなくてよい。
年りんと木の色を見て,どんなしなものにするか決める。
少しでも多く,よいしなものがとれるように考えて切る。
かんそうする
かわかすほどよいが,だいたい1か月ぐらいおく。
板はつんでまっすぐにしておく。
出荷する
色を合わせて,まとめておく。
月に1回の市に合わせてしなものを用意する。
ちょくせつ買いにくることもある。

 おじさんの話
おじさん 原木は,村内から半分,新宮市から半分しいれています。ほかに五條市や桜井市からもしいれることがあります。
 原木を,柱や,屋根に打つ板にし,地元のけんせつ業者に売ります。ほかのせい材所では,町へ売っているようです。せっぱはまきにしたり,わりばしにしたりチップにしたりします。また,皮はひりょうとしてりようし,おがくずは,しめじ工場におくります。

 友だちの作文 -せい材所をたずねて
友だち ぼくたちは,近くのせい材所をたずねました。
 木をのせた台は,レールの上をすすみ,回転する大きなのこぎりで切っていきます。木をおして切っていきます。切った木は,フォークリフトにのせられて1か所に集められます。おがくずは,ホースを通ってふくろに集められます。木を切るときは,大きな音がして,何を話しても聞こえません。
 はたらいている人は4人で,いそがしいときは家族も手つだうそうです。おじさんは,「木はすてるところがない。」と言っていました。

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