大坂冬の陣にさいし、奈良奉行中坊左近秀政から十津川郷士に鉄砲30挺、弓15張、具足を揃え参陣するよう命ぜられ、武士45人の頭取りほか1000余人が出動した(前掲9号文書参照)。頭取45人は鎗の者と定められ褒美として扶持方米78石7斗5升を代々給付された家筋を藤堂藩古市役所のもとめに応じて提出した控書。