十津川探検 ~十津川宝蔵文書~
小堀正次書状
   大和大納言秀長は十津川郷玉置山神領の検地を赦免した。そこでなお、その輩下のみならず、他の何人といえども、秀長の御墨付を持参せぬ者の徴課などには応ずるなという厳命を発し、これを新介に令達せしめたのである。新介の奉書ともいえる。なお、こ れと同文で11月15日に上二村に宛てた新介の奉書がある(検地帳とともに発見さる)。秀長は十津川郷の谷々(いわゆる組)の検地を逐次赦免、やがて十津川郷一千石を免許したらしい。
 
 

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