(61) 足中草履
足中草履とて川漁や舟仕事で川へ入る時など、水切りが良くて足が輕いので履いてゐる人を見かけた。横鼻緒から後が殆どなし、即ち足半ばなるが故の名称か、特に足中をよく履いてゐた山口の音松爺さんの□□が強い。