(54) 材木を通す道……すらの図解
急斜面の山をそのまま材木を落とすと破損がひどいので、こんな風に「すら」を架けて落とす。材木は臼(土臼・木臼)に着いて止まり、今度は後の材木が先になり辷り行き、またその次で元通りになって辷って行く。
・止め鉾はドオリが前に寄って行かない様にするため
・打ち木は矢に控え止める。
・くさびは、孟宗竹・樫などで作り止め鉾の前に寄らぬ役目。矢台へも打つ。
・かずら〆は、縛った処ごとに弛みなきよう締めつける役。杉・檜や雑木で作る。