(36) 牛の御器二種(図中では食器に「ゴキ」のルビがある)
(図の御器は)比較的小さい牛用。材木をくりぬいて槽を作った。牛の大きさにより大小様に、材質も不問。浦地(東直晴家)では杉の古株で作っていた。(牛が)大きくなれば四斗樽を用いる。
・注-御器(ゴキ)というのは飼料を入れる器のことで、村内では猫、犬の食器もこう呼ばれた。但し、牛の場合に限っては力イバオケ(飼葉桶)と称していた。