(34) 猿まわし
自分が7ツ位までやって来て、座敷と牛のオリヤで踊らせた猿まわし。
猿と牛、どんな関係があるのか知らないが、オリヤの中へ猿の骨を埋めたり、猿の手首を切って柱へ釘で打ちつけてあった。(猿は)主人の顔色で舞ひをするが、横を向いたら悪戯をする。(牛舎を)オリヤまたはマヤと言ふ。居り屋のことか。
こんな御礼をくれたので柱に貼った。角、面、首がバ力に細長い牛だったことが妙に記憶あり。此の処の文字は覚えず。(読み得なかった)