十津川探検 ~十津川夏景色~
野猿
   大字平谷領、西川と出谷川の合流点近くにある。
 両岸から川の上に張ったワイヤーロープに、屋形[やかた]を取り付けた昔の交通機関である。この屋形に乗り、引き綱を自分でたぐり寄せながら、対岸に渡っていくもので、あたかも猿が蔓[つる]を伝う様[さま]に似ているところから、この名が生れたという。
 鉄線橋(通称針金橋[はりがねばし])が架けられるまでは、村内方々に有用な交通手段として、利用されていたが、今は実用のものは影をひそめてしまい、観光用のみとなっている。
 川面[かわも]の上空を一人でいくスリルと、珍しさが手伝って観光シーズンには、行列して順番待ちをする程、人気を呼んでいる。
 
 
 
野猿が置いている場所に説明と注意点が書かれてあります。乗る前にチェックしておきましょう。
使用上の注意
1. 野猿は一人乗りです。
2. お乗りになる際は、ワイヤーロープと滑車の間に指をつめないように十分注意して下さい。
3. 屋形の床のまん中に座ってロープを引いて下さい。
4. 使用中は危険ですので、身を乗り出したり、ゆすったりしないで下さい。
早速,野猿に乗ってみました。
対岸を見ると,実際にはそんなに長くはないと思うのですが,いざ乗ってみると,結構遠くに感じてしまいます。
ロープを引いてさあ,出発です!
下を見ると,谷瀬のつり橋ほどではありませんが,結構高くて揺れが激しいものです。ロープを一生懸命引っ張り,やっと真ん中あたりまでやってきました。下をのぞくと...(^_^;)
下の川をのぞくと,魚が泳いでいるのが見えます。とてもきれいな川で,川遊びしている人もたくさんいます。

やっとのことで対岸までロープを引いてきました。ホッと一息。とても涼しい場所です。
対岸から見ると,また違った雰囲気があります。十津川村の名物の野猿,気をつけて乗ってみてくださいね。(^_^)
 

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