秋葉神社に訶遇突命を祀り、田戸に火事はないとしてゐた。然るに我少年の頃、蚕繭の乾燥場より火を出して、クラブ(公会堂)全焼せり、。水なく、ありとも奈何せん。次に中建二郎の家より出火し、全焼したり。當人は、皆同一人による。頼る心にこそこの厄伏在しあるか。人より先に
〔234話は、ここで切れている。『當人は、』以下も意味が不明である。〕