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昭和34年の今日、つくづく思ふ、月ロケット、核エネルギーのアトミック・エラの時代の科学文明による進歩は恐ろしく進み、とどまることを知らず。大会社の小野田セメント社長は云ふ。領分の凡てを理解してはとても出來ない。つまり社長は不能と云ふ。云ひ過ぎかも知れぬが、人格の高い、誠意に満ちた卓越せる専門家を信仰すると云ふ。まこと、これを書く間にどうなるか。玉置川の如き、ハイヤーもトラックも横付け、全國通OKとなる。喉元と云ひし田戸より葛川の方、先に逆行して便利となるか分からない。大昔は奥の方よかりし。次いで田戸、次はと云ふところなり。時代の移りも桑滄の変と支那の言葉もまんざら無ではないのである。 |
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