昔人は、少なくとも昭和20年頃までは、鹿を狩るのに鹿寄せ笛を使ったらしい。
の如く、杓子状のものに蟆(ガマ)の皮を張り、吹き鳴らした。我も一度見たことがある。
實際の雄鹿の近くで雌を呼ぶ声を聞くと、大分遠くで聞くのと違ふらしい。イガミ声が強く、あんないななきは聞こえないと云ふことである。