十津川探検 ~瀞洞夜話~
再びカンテラと石油の椿事
   我7歳の頃は原油の分離は十分ならざりしか。上葛川の山奥にてカンテラの油爆發して、一人火傷して死せりと云ひし。その様哀れなるも又おかしく(文化度を知れ)、青年がこれを芝居としたりと。西岡重馬老人云へるを覚えてゐる。
(昭和34年2月10日)

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