昔は知らず、現今は僅かながら百日詣でとて神社に参向する。晴れ着を著せて将來の幸を祈るなり。誕生の日來るや餅を搗き、「命名、何の某」と記せる紙片を添へて知人親戚に配るなり。餅に代へて落雁(ラクガン)と云ふ菓子を配る例もあり。今以て行はる。