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(28、11、16) |
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葛川、西賢明氏に聞くと、昔は小川、高瀧、大野の外計5部落の人々が、上葛川の上流シオガマと云ふところ迄、正月の若水を汲みに來たりしと云ふ。同氏の祖父の語ったところである。然し、後には餘りにも大儀なる為、末頃には葛川の里に在る水を汲みとるやうになり、遂には廢れたものであると云ふ。
この話は簡なるものであるが、役行者やその當時の人々の信仰などが窺はれる。尚、シオガマの語は、一層この間の消息を傳へると思ふ。 |
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注- |
・西賢明 葛川の人 農業 |
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・正月のシキタリについては、これより後の記事を参照のこと。 |
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