京大小泉博士をして2500年を経たもの、三好博士をして世界一と嘆ぜしめた玉置山の杉の巨樹の内、普通本社裏の分を神代杉と称してゐるが、実際において第一等の巨樹は社務所の下方にあるものである。周廻三丈八尺と云はれる。
注-
・神代杉-雷火で折れて丈は短い。
・第一等の巨樹-「大杉」と称する。目通りで縄を張って測れば、四丈二尺、高さ約二百尺、すくすくと極めてよく伸びている。それが岩の上に立っているから不思議である。