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・北又-花折塚の南から出る北又川と松平の南から出る玉置川の合流点の北なる小部落。田戸の真西約2km。この話の後、5、6年して田舎廻りの易者が、玉置口からこの場所にさしかかり、同様な大蛇が道に横たわっているのを発見して、玉置口に遁げ帰ったという話がある。なお、18年のこの事件のあと、藤岡氏はどうしても田戸へ來ねばならぬ用事があってやって來たが、その時は中学へ行っている子供を連れて來た。余程怖かったに違いない。東氏も三日目位に行って見たが、羊歯叢の中は材木を引き摺ったような跡が残っていた。 |
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・バベ-ウバメガシ-炭や薪によい。節分のとき豆を煎るのに、この木を焚きその菓はバチバチとはじけて大きな音がする。 |
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・ネズミ捕り-アオダイショウ-古くから家に住み付いている大きな蛇は殺してはいかんと言う。 |
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・ヒバカリ-クチナワの中では丈が短くて太い。鱗も粗く、怒れば頭も体もすぐ三角にし、体の三分の二住まで擡げる。クチナワの中でも気のハシカイ(荒い)奴である。有毒とは言わぬが、なかなか逃げず気味が悪い。 |