余の幼時のこと、或いは今でも少しは見る蛇の大きさを指にて輪を作って示した時、つまり、すべからざる事をしたとき友人などの手によって之を切り崩してもらひしものなり。
注-
・蛇を指さした場合は、その指をしっかり噛んで歯形をつけた。