十津川探検 〜十津川郷民俗語彙〜
ヌ
ヌエドリ 〔動〕トラツグミ。夜中、声をひいて鳴き、深林中では昼も鳴く。垣元に来て鳴けば、その家に凶事があるという(『吉野郡名山図誌』)。
ヌカヅケ
(糠漬け)
〔漁〕下にヌカ(糠)を入れた箱を置き、上から網で捕る仕掛けで、特にウグイ用。
ヌクメル @〔他〕温める。 A〔自〕妊娠する。
ヌケマイリ
(抜け参り)
〔信〕
ヌスンド @〔動・狩〕イッピキザル(離れ猿)のこと。 A〔人〕人間でも独りぼっちで相の悪いのを「ヌスンドみたいな」という(上葛川)。
ヌタ 〔動・狩〕シシノヌタ。主、支稜上などの浅い湿った窪みで、シシがダニなどをとるために泥浴びに来るところ。狩人のマチ場になる。よく固有名詞になる。ニタともいう。
※ヌタウツ シシがヌタヘ来て、仰向けになってゴロゴロ背に泥を塗り付ける動作にいう。「のたうちまわる」の語源。
ヌルイ 〔形〕@のろい。鈍い。 Aあまり暖かくない。ヘヌルイとも。
ヌルミ 〔地〕淀み。
 

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