十津川探検 〜風俗図絵〜
うちがひ,わっぱ,輕業師
  図37〜38
(37) うちがひ
 是に大わっぱ(飯を詰める)、さいこわっぱ(お莱入れ)を入れて肩すきにかけて持った。うちがひは絣か縞の木綿、紺で作ったものあり。普通巾の木綿を捻じて縫ふ。そして七分処を縫ひ止めてある。

(38) わっぱ
 檜の(木質の)薄板を曲げて桜皮で止めてある。外は主に青緑に、内は朱色に塗ってゐる。側面と底の接ぎ目はウルシ(漆)塗りで、水の漏れないようになってゐる。蓋(親と云ふ)も中身(子と云ふ)も同じ位の探さである。それで、大食漢は親の方へも八分どおり飯を詰めて、(子と)と合はせて持った。

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