十津川探検 〜十津川巡り〜
谷向翁碑
 
谷向翁碑(込之上国道端)
●谷向翁碑(込之上国道端)
 大字込之上、中岡神社の入口、国道168号線の傍にある。
 谷向寅蔵は天保12年(1841)山手谷岡本家に生れ、込之上谷向家を継いだ。若年の頃から性恬淡[てんたん]、剛毅[ごうき]の人であり日々耕作に精を出し、家を盛んにしたという。
 当時この村の風俗は遊惰[ゆうだ]で、仕事に励むものが少なかった。このことを憂えた谷向翁は、この風習を正そうと古老と相談して、植林を始めた。自らも鍬をとり、苗を育て、村人を督励して15年の年月をかけて、23万本の植栽を行なった。
 この山林は込之上の共有山として、長くこの字の財源となった。
 大正2年(1913)72歳で歿したが、翌3年その徳を慕う込之上の住民によって、碑が建てられた。
 碑文は当時の文武館長従七位松永信嗣である。
 

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