十津川探検 〜十津川巡り〜
矢野原用水路開発紀徳碑
 
 
紀徳碑(川津)
●紀徳碑(川津)
 大字川津旧ユースホステルの庭にある。
 伝える所によれば、すでに風屋ダムによって水没した矢野原地区は、水乏しく、夏にはしばしば水の枯れてしまうことが多かった。
 このことを深く憂えた西寔則・原田直尭・中井義光の3人は、大黒谷から水を引くことを計画、28丁(約3キロ余)の間を3年間かかって苦労の末、水路開発に成功した。
 明治21年(1888)のことである。
 しかし開発の翌年、大水害に見舞われ、折角の水路も全壊の悲運にあった。
 が、3人はいささかも屈することなく、これを修復、以来この地区に水は絶えることがなかった。
 この為地区は大いに恩恵を受けることとなった。昭和9年(1934)3人の徳を後人に伝えるべく、矢野原地区民はこの碑を建立したという。
 この碑は、風屋ダム建設時、水没の為現在地に移転された。
 

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