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| ●城門トンネル |
五條より十津川村への入口は大字長殿である。
村境の城門[しろもん]トンネルから北は大塔村で、南は十津川村である。
この長殿は、幕末、天誅組の変の際、総裁吉村寅太郎が、天ノ川辻の本陣から、十津川郷に援兵を求めて来郷、滞在した所である。
この時、十津川郷は募兵に応じて、凡そ1,500余名の多数が天誅組に参加した。
程なくして、天誅組は幕府の追討をうけ、長殿を通過して南下するが、一行の伴林光平[ともばやしみつひら](南山踏雲録[なんざんとううんろく]の著者)は、長殿山を越えるとき、「山紅葉」と題して、
“長殿の木々の紅葉を今日見れば
君が御旗を荘[かざ]るなりけり″
と詠んだ。
ここは又、明治22年(1889)の大水害で被害著しく、ムラは大きく変容した。
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